皆様こんにちは。
これをご覧になってくださっている方でAirPods Maxを愛用されている方はいらっしゃるでしょうか…?
私はAirPods Maxを2021年の1月初旬に手に入れ、それから約5ヶ月ほど毎日ではないにせよ使ってきました。
5ヶ月も使うと、初めに開封したときには気づかなかったところが見えてきます。今回は良いところも悪いところも含めて、実際に使ってみて色々思うことがありましたので、”あの値段に見合う価値があったのか”という視点から感想を述べていきたいと思います。
先に言っておきますと、今回は私の使い方と視点からの意見となります。製品の批判を目的に書いているわけではないので、予めご了承ください。
私には7万円弱の価値を見出せなかった
まず結論から言いますと、私には値段に見合う価値を見出すことはできませんでした。
そのように結論付けた理由はいくつかありますので、順に説明していきます。
音質について
Appleの言う通り、原音に忠実な音でたしかに良い音なのは間違いないです。でも、その良い音が7万円もする音なのか?と聞かれると、私にはそこまでの価値を感じる事はできませんでした。
ノイズキャンセリング機能などが付いた、高機能なヘッドホンなので多少は高くなるのは理解できますが、私の中だと高くても4~5万円の音に感じました…。
文章で表現するのは難しいですが、具体的にはAirPods Proの音が少し良くなった程度にしか感じませんでした。(こんなことを言うと怒られそうですが…)
私はオーディオに詳しいわけではないため知らないのですが、原音に忠実なオーディオ機器って高価なものなんでしょうか…?だとしたら、私の耳が悪いだけなのかもしれません。
ただ、音については個人の好みや耳の良さによって評価が分かれると思いますので、あくまで私にとってはそう感じたということです。
Lightning端子について
なぜLightning端子について語るんだろう?と思う方もいらっしゃると思いますが、私にとってはこの端子がAirPods Maxの価値を下げていると感じましたので、理由に含みました。
Lightning端子が搭載されていること自体は別にいいのですが、問題は端子がこれだけしかないことです。充電はもちろんLightningケーブルが必須ですし、有線接続する際もこの端子を経由しないといけません。(しかも専用の変換プラグが必要になります)
ハッキリ言ってかなり使いにくい仕様だとしか言いようがありません。もちろん買う前から分かっていたことではありますが、実際に使ってみると想像以上に使いにくい仕様だなと感じました。
また、つい最近Apple Musicがロスレス再生に対応しましたよね。しかし、Lightning端子を搭載しているせいでApple製品のオーディオ機器の頂点であるはずなのに、ロスレスでは再生できません。無線だとBluetoothの規格的に無理なのでしょうがないと思います。
有線ならどうなのかと言うと、有線接続するための純正アダプタはデジタル信号をアナログ信号に変換してしまうため、結局そこで劣化してしまいます。かといって純正以外の変換アダプタなんてないですし、あったとしてもLightning端子の仕様を考えると信号変換なしというのは無理でしょう…。
これがUSB-C端子なら、違う結果になっていたのかもしれません。
収納ケースについて
AirPods Maxには保管用のケースが付属しています。ただの付属品ではあるんですが、これが何とも残念な感じだったので理由の1つに含めました。
まあ見た目は良いとしても、持ち運びするにはちょっと保護されてなさ過ぎますし、何よりもイマイチなのはヘッドアームを伸ばした状態だとケースに入れた状態では充電できない点です。
ヘッドアームを畳んだ状態だとLightningポートがちょうど出てくるようになるんですが、ヘッドアームを伸ばしていると画像のようにポートがズレてしまいます。純正でこれはちょっと設計ミスなんじゃないかなって思ってしまいました…。
使う人を選ぶ製品である
この製品は間違いなく使う人を選ぶ製品です。AirPodsだから、Apple製品だからといって買うと後悔するかもしれません。(主に値段で)
実際に私が使ってみて、どんな人に向いているのかについても考えてみました。
まずは、とにかく原音重視にこだわるという方でしょうか。音について文句は言いましたが、たしかに原音重視なバランスの良い音質です。ただ、そこまで原音にこだわる方ならワイヤレスヘッドフォンではなく、有線ヘッドフォンを買うような気がしますが…。
あとは、私のような「とにかく全てApple製品で揃えたいんだ!」という方です。
私もそうなんですが、そのような人はApple製品であれば脳死状態で「欲しい!」となってしまいます。あまり良くないことではあるんですが、そうなるとコスパという概念は存在しませんので、もともと質の高いApple製品であれば、たいていの場合は満足します。(今回私はその限りではありませんでしたが…)
以上の2つのような方は買うとそこそこ満足できるのではないでしょうか。
良い点もたくさんある
初っ端からキツイことばかり書いている気がしますが、もちろん良いところも沢山あります。
まずは外部音取り込みモードです。これはAirPods Proよりも自然な感じで周りの音が聞こえます。AirPods Max本体の重量がそこそこあるため装着感はありますが、耳に入ってくる音だけでみれば本当に何も着けていないような感覚になります。
周りの音が聞こえない状態があまり好きではないため、非常に重宝している機能です。逆にこの機能がなければ、購入していないかもしれません(笑)
あとはAirPods ProよりもApple製品同士の接続の切り替えが速いです。
iPhoneからMacへの接続切り替えをよく行うのですが、だいたい3秒位で切替が完了します。AirPods Proでも体感では10秒以下で切り替わるので十分速いと思うのですが、一度AirPods Maxの爆速さに慣れてしまうと他のAirPodsが遅く感じてしまうほどです。
しかも、今のところ失敗したことも無いほど確実に切替が行われます。第2世代のAirPodsでも、AirPods Proでも稀に切り替えに失敗してしまうので、ここに関しては素晴らしいの一言です。
もう1つ良い点は、音量の調整がヘッドフォン単体で可能であるというところです。
AirPodsシリーズの弱点の1つに「音量調整がめんどくさい」というのがあると思うのですが、AirPods Maxに関しては本体に物理的なボタンがついているため、音量調整もらくらくです。
Apple Watchのデジタルクラウンみたいな物が付いており、それで音量を調整できます。回すとカリカリ音がするので、スムーズかつ細かな調整もやりやすいです。
後悔しない選択を
ということで、AirPods Maxを約5ヶ月使って値段に見合う価値を感じたのかという視点から、感想などを述べさせて頂きました。
実際に使ってみないと分からない事も多いとは思いますが、これからAirPods Maxを買う方の参考になれば幸いです。
私は後悔していないと思い込んでいますが、実際に価値に見合っていないと感じているため、内心後悔しているのかもしれません…(笑)とはいえ、物は良いので値段を見なければ、それなりに満足度の高い製品だと思います。
購入を検討されている方は、実際に家電量販店などでデモ機をしっかりと触ってみることをオススメします!
今回も最後まで見ていただきまして、ありがとうございました!
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