iPhone 12 mini 2ヶ月使用レビュー

Apple

みなさまこんにちは。

日本人にとっては待望だったiPhone 12 miniが発売されてから、早いもので2ヶ月ちょっとが過ぎました。

僕は発売日の11月13日から毎日使っているのですが、毎日使う上で感じた良かったところと、逆に良くないと感じたところを2ヶ月使用レビューとして皆様に紹介しようと思います。あくまで僕の使い方での話にはなりますが、少しでも購入の際の参考になれば幸いです。

まず、2ヶ月使ってみての総評としては最高の一言に尽きます…!このiPhoneを数年間待っていたんだなと改めて感じました。

メイン機は一応iPhone 12 Proですが、使用時間が長いのは明らかにiPhone 12 miniになっています。なぜそうなったのか、詳しくみていきましょう。

良かったところ

大きさと軽さが最適

iPhone 12 miniの一番の特徴はなんと言ってもその「小ささ」ですが、使ってみると本当にちょうど良いサイズです。僕はそんなに手が大きい方ではないのですが、それでも余裕で片手で画面の端まで指が届きます。

この感覚はiPhone 5s以来です。

キーボードの端っこまで指が届くので、外出時にLINEの返信をしたり、少し調べごとをするのにタイピングするという場面で使いやすさが向上しました。

特にLINEの返信は急ぎであることが多いので、タイピングミスは避けたいものです。12 miniでは12 Proよりもタイピングミスが減って早く返信できるようになりました。

画面が小さいことによる窮屈さについてですが、動画コンテンツとゲーム以外では窮屈に感じることはありませんでした。ブラウジングやニュースアプリなどをみる分には十分な画面の大きさです。

画面が小さいとはいえ、かなり端っこの方まで画面が来ているのでイメージに反して快適に使えます。

動画コンテンツとゲームについては後ほど記述します。

次は重量についてです。iPhone 12 miniは重量が133グラムしかないので非常に軽いです。軽いと長い時間使っていても手が疲れないのが大きなメリットです。

ここ数年のiPhoneは小さい方のモデルでもそこそこ重量があって、長時間使っていると手が疲れてしまう事が多かったですが、iPhone 12 miniにしてからは手の疲れを感じなくなりました。

↑iPhone 12 シリーズのサイズと重量(apple.comから引用)
↑iPhone 12 Proシリーズのサイズと重量(apple.comより引用)

手が疲れにくいのでベッドで転がりながらスマホをいじるのにも最適です(笑)

あれってすごく心地が良いのですが、スマホの重量が重たいと手が疲れてしまって向きを変えたり、手を休めたりしないといけませんでした。

12 miniになってからは長時間ベッドでいじっていても手が疲れないので、快適そのものです。(おかげでスマホの使用時間が増えてしまいました)

バッテリー持ちは、なかなか良い

iPhone 12 miniは本体が小さいので、そのぶん搭載されているバッテリーのサイズも12シリーズの中では一番小さいです。具体的にはiPhone 12 Proが2,815mAhiPhone 12 miniは2,227mAhだそうです。2020年に発売されたスマホと比較するとかなり少ないバッテリー容量であることは間違いないでしょう。

しかしながら、小さいバッテリー容量だとはいえ一日使っていても「減りが早いなぁ」と感じることはありませんでした。

下の画像はある日のバッテリー消費のグラフです。

見ていただくと分かると思いますが、待機電力は非常に少ないです。個人的な予想ですが、この待機電力の少なさがバッテリー持ちが悪いと感じない理由ではないかなと思っています。

もちろんA14 Bionicの低電力性能が素晴らしいというのもあると思いますけどね。

僕の普段の使い方がブラウジングをしたり、ニュースアプリを見るくらいなものなので、1日の終わりにバッテリー切れで困ることはありませんでした。ゲームをしたりするとどうしても減りは早いですけどね…。

実際の数値としては、朝7時ごろに100%で自宅を出発し18時に帰宅するとだいたい50~55%ほどバッテリーが残っている感じです。

余談ですが、バッテリーが小さいことによるメリットとして充電が早く完了するというのがあります。12 miniは12 Proよりも明らかに充電が完了するのが早いです。これは何気に小さなメリットではないでしょうか。

カメラ性能は必要十分

iPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズではカメラ性能が比較されますが、普段使いではカメラ性能の差を感じることはほぼありませんでした。まさに必要十分といった感じで、普通にきれいな写真が撮れます。

Proシリーズと差がでるとすればポートレイトモードでの写真や遠いところの撮影時くらいなもんです。下の2枚の写真を比べてもらうと分かりますが、12 Proのほうが自然な感じでポートレート撮影ができています。

でも(僕の普段使いでは)ポートレイトや望遠が必要な撮影はほとんど行わないので、12 / 12 miniのカメラ性能で十分に感じます。

↑iPhone 12 Proでのポートレート撮影
↑iPhone 12 miniでのポートレート撮影

あくまで僕の普段使いではの話になるので、必要な方もいらっしゃる事は重々承知しています。

これは12 miniだけの話ではないのですが、Pixelみたいにもう少し明るい写真が撮れたら嬉しいなとは思います(笑)

動作速度も問題なし

そこまで心配はしていませんでしたが、12 Proシリーズではメモリが6GBなのに対して、12 / 12 miniではメモリが4GBなので動作速度の違いが気になっていました。結論から言うと差を感じる事はありませんでした。

基本的には何をやってもサクサク動いてくれます。小さくてこんなに高性能なスマホは他にないんじゃないでしょうか。

唯一、カメラがバックグラウンドで動いているときにゲームをすると、メモリ不足になる動作を確認しました。ただ、カメラを動かしながらゲームをすることはあまりないので、ほぼ問題にはならないでしょう。

不満に感じたところ

動画コンテンツを見るのには不向き

画面と本体サイズが小さいことによるメリットはかなり大きいですが、デメリットも人によってはそれなりに大きいと思います。

結論から言うと動画コンテンツを見たり、ゲームをするには5.4インチは少し窮屈に感じます。

YouTubeの画面を比較するとこんな感じです。ぱっと見た感じ写真ではそこまで違いがないように思えますが、実際に動画を見ていると文字や細かな部分が見えづらい事があります。

視聴自体に問題はなかったとしても、迫力という面ではどうしても大きな画面には劣ってしまいます。特に映画を見るとなると迫力不足を感じてしまいました。

下の写真はiPhone 12 Proと12 miniのYouTubeの画面比較です。

↑標準の横画面モード
↑全画面モード

次はゲームについてですが、これも動画コンテンツと同じく迫力不足を感じるのと、ゲームによっては操作しづらいものがあります。

あまりスマホでやるべきではないかもしれませんが、最近ドラクエ11sにハマっていまして、PS4のリモートプレイでスキマ時間にプレイすることがあります。その時に12 miniだとコントローラが小さすぎて操作ミスが多くなります。

そもそもコントローラーを使うことが前提のゲームではありますが…。

また他にもドラクエウォークやDQMSLもやっているのですが(ドラクエばっかでごめんなさいw)、文字に関しては少し小さいように感じました。

ただ、これらはスマホを前提としたゲームなので操作性は小さくてもそこまで悪いとは感じません。むしろ片手で操作できるとい点では小さい方が都合が良い場合もあります。

↑ドラクエウォーク
↑DQMSL

タッチの反応が少し鈍い?

iPhone 12 miniが発売されてすぐに、ロック画面でのパスワード入力が反応しないとか、タッチの反応が鈍いというのが話題になっていましたよね。

その後すぐにアップデートされて治ったように感じましたが、どうやら完全には治っていないっぽいです。

ロック画面の反応は悪くないのですが、コントロールセンターを出そうと思った時やホーム画面に戻ろうとした時に反応しなかったり、ブラウジング中にスクロールの反応が悪い時があります。

1日に一回は以上のような状況になります。これはiPhoneの問題なのか、それとも単純に冬だから指が乾燥して反応しにくいのか….。少なくともiPhone 12 Proでは起こっていない問題なので、気になるところではあります。

スピーカーの音が良くない(Proと比較すると)

あくまでiPhone 12 Proと比較してですが、音はそんなに良くないです。ただ、単体で考えると全然悪くないです。

具体的には低音があまり効いていないです。表現として正しいかは分かりませんが、軽めな音といいますか迫力は感じない音です。高音域も12 Proと比べるとあまり出ていない様に感じました。

また、そもそもの音量が小さめです。音量はボリュームを上げれば問題ないですけどね。

スマホ本体のスピーカーであることを考えれば十分と言えるものですが、普段12 Proも同時並行で使っているとどうしても気になってしまいました…。

まとめ

ということで約一ヶ月、しっかり使って感じた良かったところと気になったところを書いてみました。

不満点もありますが、購入して本当に良かったと思います。何気にメイン機のつもりで購入したiPhone 12 Proよりも使用時間は長いです。

手にしっくり来るサイズなので、自然と手に取るのがiPhone 12 miniになってしまうのです。もし来年もminiモデルが出るなら、もしかするとメイン機をminiにするかもしれません…。それくらい良いと思える機種です。

ただ、先日iPhone 12 miniの売上がよろしくないというニュースがありましたので、13でも出てくれるのか心配です…。小さいモデルってどうしても需要としてはニッチになりがちですもんね。

12シリーズで迷っている方はぜひとも量販店やApple Storeで実機に触ってみることをオススメします。ただ、普段使いを何日かやってみないと、そのサイズが自分に合っているのかどうかというのはわかりにくいとは思いますけどね…。

そんな方のためにも、ほんの一例ではありますが僕の事例を書かせてもらいました。誰かの参考になれば嬉しいです!

今回も最後まで見て頂きありがとうございました!

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