【セットアップ編】Mac Pro 2019を初起動!

Apple

今回は開封編から引き続き、セットアップ編でございます。前回はPro Display XDRを開封し、机に設置したところで終わりました。今回はそこからの続きです。

まずは配線や周辺機器について紹介し、その後に初起動とセットアップ、ファーストインプレッションを書こうと思います。

配線

配線は以下のようになりました。新たに2つのデバイスが追加された上に、配置もガラッと変わりますのでかなり配線には悩みました。

上の配線図では大まかなデバイスしか載せていませんが、実際にはiPhoneの充電器やApple Watchの充電器もつないであります。なので、特に電源周りは容量オーバーしない事とコンセントの数との兼ね合わせで悩みました。


Mac Proの裏側はこんな感じになっています。USB-A端子は右側がDVDドライブ、左側がUSBハブで埋まっています。一番ひだりは3.5mmヘッドフォンジャック端子で、延長ケーブルを使い、机の上まで伸ばしてEarPodsと接続しています。

DVDドライブは使うか分からないのですが、とりあえず繋いでいるといった感じです。USBハブにはマウスのレシーバーと、モニターのインターフェースを使うためのケーブルが刺さっています。なので、USBメモリやiPhoneを同期するときはモニターのインターフェースについているUSB-A端子を使えば、わざわざMac Pro本体の裏に手を回さなくても済みます。

下の方にもケーブルがたくさん刺さっています。

左側からAcerのモニター、Pro Display XDR、U3219Qがグラフィックボードの端子に刺さっています。さらにその下にある真ん中の太いケーブルが電源ケーブルで、その右隣のケーブルがLANケーブルです。特に統一するつもりはなかったのですが、すべて黒のケーブルになっています(笑)

上の配線図では記載していない細かなところも説明させていただきますと、まず、BoseのスピーカーはU3219Qの音声端子と接続されています。なので、Boseのスピーカーを使うときは音声出力を切り替えないといけないのが、少し面倒です…。

AirMac ExtremeとHDDはUSBで物理的につながっていますが、Mac本体のバックアップはLAN経由で行っています。物理的にUSB接続したほうがバックアップの速度や安定性では良いのでしょうが、面倒なのでここ数年はLAN経由です。ただでさえ配線地獄というものあります(笑)

それから、AcerのモニターにはMac Proだけではなく、Windowsのパソコンも繋がっています。(使う機会は少ないですが…)

起動&セットアップ

配置と配線が整いましたので、いよいよ初起動です!この日を約1年も待ちわびていました…。

ちなみに机の上はこうなりました。Apple信者的にはこれ以上ない理想的な環境を構築できました。今後数年はこれで運用していく予定です。

コンセントに刺して電源ボタンをポチッとします!スイッチを押すと、横にあるLEDが「ふわっ」と光ります。高級感ある?ような光り方です。

電源ボタン押してすぐに画面にリンゴマークができてきました。リンゴマークの時点で、解像度がいかに高いかが分かるくらいきれいです。

映り込みがひどくてすみません。。。

Appleロゴが消えたあと、真っ白な画面になりました。これが意外と長くてちょっと心配になりました。

画面が真っ白から切り替わりまして、今度は周辺機器の電源を入れるように言われます。

Macの初期設定の画面を見るのは久しぶりです。

周辺機器の接続が完了すると、本体の設定が始まります。まずは使用言語です。

TimeMachineバックアップから復元するか、まっさらな状態から必要なデータだけ移すかで悩みました。まるごと復元しても良かったのですが、時間がかかかる上にiMacで起こってたよくわからない不具合も持ってきてしまう可能性があったので、今回はまっさらな状態からスタートすることにしました。

Apple IDにログインしたり、コンピュータアカウントを作成すると初期設定は完了です!

デスクトップ画面が表示されました。

周辺機器を含めてすごくカッコいいのはもちろんなのですが、何よりも解像度の高さに驚きました。写真ではお伝えできないのがちょっと残念ですが…。

検証

ベンチマーク

まっさらな状態は今しかないので、まずはベンチマークを回してみようと思います。参考までに構成は以下の通りです。

CPUとグラボを少し上げたくらいです。(とはいえ僕にとっては化け物性能ですがw)

まずはCINEBENCH R23をやってみました。マルチコア性能のみですが、数値は17,096でした。コア数の暴力ではありますが、Core iシリーズよりも数値上はかなり高いです。

お次はGeekbench 5です。こちらの数値はシングルが1,117、マルチが14,047となりました。

上の数値だけではどれだけ性能が良いのか分からなかったので、元メイン機のiMac late2014でも計測を行ってみました。

結論から言うとiMacはマルチコア性能が3,164なので、Mac Proの方が約4.4倍もスコアが高いです!とんでもない性能アップです…。

Disk Speed Test

次はストレージのスピードを計測してみました。数値は以下のようになりました。

読み書き共に2900MB/sくらい出ています。容量が1TBのSSDなので、もっと大きな容量のSSDを選んでおけば3000MB/sを超えていたかもしれませんね。とはいえ、爆速であることには変わりないので、これ以上速くても体感はあまり違いなさそうです。

僕のiMacはもともとFusion Driveという、HDDとSSDを組み合わせたドライブでしたが、自分でSSDのみに構成を変更していました。SATA SSDなので数値的には読み書きがだいたい500MB/s付近でした。それと比較するとディスクピードは約6倍ですね..。

ファーストインプレッション

静音性が素晴らしい

Mac Proは静音性の高さをかなり推されていましたが、これについては本当に素晴らしいの一言に尽きます。

机のすぐ横に置いてありますが、どれだけ負荷をかけても本体からファンの音が聞こえる事はありません。かろうじて耳を近づければ「サー」という静かな音が聞こえるレベルです。

音はほとんど聞こえませんが、風の流れは結構あるようです。フロントに手をかざすとかなり吸引していることが分かります。同時に裏側からはほんのり温かい風がそれなりの風量で出ています。

静かだとはいえ、XEONはやはり爆熱なんでしょう。

とてつもない冷却性能

これは上の項目と通ずる内容なのですが、ほぼフルの負荷をかけてもCPU温度が上がりません。

下の画像はベンチマークを回したときの画像ですが、全てのコアが数分間100%で動き続けているのに、温度は最大でも52℃までしか上がりませんでした。

ターミナルのコマンドで同じように、すべてのコアに対して100%の負荷を10分程かけてみましたが最大でも56℃でした。とんでもない冷却性能です。iMacでは上と同じベンチマークを行うと約70℃、MacBook Proでは85℃まで上がりました。

また、iMacでは60℃を超えたあたりから低めのファンの音が大きくなり始めます。MacBook Proは50℃を超えたあたりから高めの音でファンが鳴り始めます。特にMacBook Proはその筐体の薄さからか、すぐにCPU温度が上がってファンがうるさくなっていたので、Mac Proの冷却性能と静音性はまさに僕が求めていたものです。

グラフィク性能も抜群

U3219Qを購入した際には、iMacとつなげると性能不足からかフリーズしたので使用を断念し、MacBook Proでは基本的に問題ないものの、Lanchpadやウィンドウの収納・展開がカクつくという問題がありました。

Mac Proではそのような問題はすべて無くなりました。そもそも新環境ではU3219Qに加え、Pro Display XDRもあるので負荷はかなり上がっているはずですが、大きめなアニメーションもサクサク動きます。

ほとんど使うことはありませんが、もう一枚フルHD 27インチのモニターをつないだ計3枚でも性能不足を感じることはありません。

購入する際には、グラフィク性能は上のような問題が起きていたこともあり、Pro Vega IIにするかW5700Xにするかでかなり悩みました。値段面でW5700Xにしましたが、想像以上の性能だったのでこれを選んで良かったと思えます。というか動画編集はしないのでオーバースペックですね(笑)

独特のデザインと圧倒的な存在感

Mac Proは性能も素晴らしいですが、その独特なデザインと存在感もApple信者的には魅力的です。

モニターや純正の周辺機器も含め、こんなに独特なデザインのパソコンはないと思います。

机がちょっと不釣り合いなのは否めませんw

基本的にパソコンの本体デザインは作業効率には関係ないと言われますが、僕は疲れた時に本体やディスプレイの美しい造形をみるとやる気が出ます。僕がちょっと変態なのもあると思いますがw(全く参考にならなくてすみません…)

まとめ

というわけで3つの記事に別かれましたが、Mac ProとPro Display XDRの開封から紹介までを書かせて頂きました!

開封編では予想外の大きさと重さに驚きました。写真に収めるのは大変ですし、重くて腰を痛めたのもある意味で良い記憶です(笑)

設置では配線に悩み、電源を入れたあとはその化け物スペックに驚きました。静音性と冷却性能においてはこれ以上のマシンはないでしょう。

年内には揃えることが難しいだろうと思っておりましたが、なんとか年内に夢を叶える事ができました。少なくともmacOSのサポートが終わるまでは使うことを前提で購入しましたので、ガンガン使い倒していこうと思います。

また、今後近いうちに使用しての感想をもう少ししっかりと書くつもりです。この記事を書いている時点でそれなりに使っていますが、色々と言いたいこと・分かった事がありますので、それを紹介できたらなと思います。

参考になったかはわかりませんが、誰かの参考になっていれば嬉しく思います。それでは今回も最後まで見て頂き、ありがとうございました!

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